今日は大東亜戦争で祖国・日本が欧米に膝を屈した悲しき日であります。
正義の概念は極めて玉虫色ですから、一言でかつての戦争が正しかったか間違っていたかなど語れません。
同じ日本人であったとしても、立場によってそんなものは幾らでも変わりますから、あえて言及しませんしできもしません。
しかしながら祖国や家族を守るために命を張った大勢の祖先がいるのはまごう事なき事実でありますので、散って逝った英霊たちには感謝の祈りを捧げようかと思います。
ただ感情的に感覚的に「戦争ヤダ」という人もいます(それもけっこう大勢)。
無論、私も感情的には「戦争ヤダ」の気持ちは理解できますし、賛同したいトコではあります。
でも一方で戦争ってヤツは国家間(組織間)の利害関係の上に成り立つ行為であろうというクールな現実もあります。
直近の例でいえば、ロシアがグルジアに軍事侵攻しました。
アレを経済的観点から申し上げると、7/11を頂点として原油の先物値段が下落モードに突入しました。
ロシアは原油高騰で莫大な利益を上げている産油国家ですから、原油の下落は大ダメージとなります。
ですから産油国家そのものが戦争状態を「作り出し」、原油供給の不安定さを「演出」する事で、原油先物価格の値段を吊り上げる目的があった可能性があります。
7月後半、原油先物市場から投機マネーが軒並み撤退し、原油価格はいっきに20%近く下落しました。
そこで産油国ロシアが戦争を起こして原油の供給量が減るかも・・・と不安感をあおれば、また再び投機マネーを呼び戻す事ができるかも・・・
そうすればロシア的には掘って出てくる原油を更に高く売れてウハウハになる。
よーするにグルジアに軍事侵攻するコスト(消耗する軍事費、想定される被害、予想される国際非難などなどのリスク)より、原油で儲かるメリットの方が大きい・・・と判断して、グルジア侵攻を決めたという側面があるかもしれません。
もちろん領土的野心(政治影響力的野心と言う方が正しいかな?)もありますし、民族問題、政治状況など複雑な事情もありましょう。
でもロシア上層部はそれらもろもろをクールにひっくるめて「損得勘定」で得だと判断したから戦争を仕掛けたのだと思います。
結果的には原油先物価格はその後も下落を続けてしまい、ロシアのエネルギー省の思惑は外れてしまったかもしれません。
でもグルジアへの深入りはチェチェンの二の舞になるから、グルジアとそれっぽい落とし所が見つかった時点で早々に戦争停止をしたのでかもしれません。
実はロシアのグルジア侵攻は私にも影響がありました。
先程も申しました通り、7月後半から原油価格が下落してます。
その結果、ユーロ/ドルの値段も下がり(原油高騰はユーロにとってはメリットであった)、ユーロを保有していた私は損出を被りました。
ロシアのグルジア侵攻が原油供給不安を引き起こし、再び原油価格が高騰し、それにつられてユーロも高騰したのならば、私にとって大きなメリットになるハズでした。
そうなればいわゆる「戦争で儲けた」って状況になりえたワケです(現実は負けたけどね(笑))。
もし仮に私がドルを保有していたら原油高騰は明らかにアメリカにとってデメリットなので「産油国のロシアが戦争?冗談じゃない!早くやめてくれ!」と声高に主張していたかもしれません。
そのように立場とその時の状況によって戦争に対する見方は幾らでも変わってしまいます。
感情論で「戦争反対」「戦争賛成」というのは簡単ではありますが、現実の戦争指導者たち(前線にでない偉い人たち)はけっこうクールに戦争を行っているのだと思います。
それが紛れもない現実だと思っています。
私だってグルジアから遠くはなれた日本に住んでいるのですからクールに語っていられる「余裕」があり、戦争指導者たちの立場がなんとなくわかるワケですからねぇ。
これが日本が中国あたりと戦争する・・・とかになったら恐怖に駆られ、慌てふためくと思いますが(笑)。
少なくともこんなに冷静にいられる自信はない(笑)
国家運営をする人たちは「国益」を重視する立場にあるのですから、私的な感情ではなく、公な利益を追求しているはずです。
それが立場による責任ってものかと思います。
会社組織だって、下っ端は会社の愚痴を言おうが批判を言おうが何してもけっこう許されますが、経営者が愚痴を言うのは許されませんから。